見とれる
みとれる
動詞-一段動詞-自動詞
標準
to be fascinated (by)
文例 · 用例
どんな極惡人でも、自分がこれから殘虐の犯罪を行はうといふその直前に於いて、山水の美にうつとり見とれるほどの餘裕なんて無いやうに思はれるが、しかし、この十六歳の美しい處女は、眼を細めて島の夕景を觀賞してゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
糸の如くに降りしきる雨の中にたたずんで、モミや落葉松の美しい木立に見とれる、この辺から、裾野式の高原を展開して、桔梗がさき、萩がさき、女郎花がひょろひょろと露けく、キスゲが洞燈のような、明かる味をさしている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
『どんな不作法な見物人達も悉く鳴りを静めておとなしく彼女に見とれるのです。
— The Portrate of Dorian Gray 『絵姿』 青空文庫
どんな極悪人でも、自分がこれから残虐の犯罪を行はうといふその直前に於いて、山水の美にうつとり見とれるほどの余裕なんて無いやうに思はれるが、しかし、この十六歳の美しい処女は、眼を細めて島の夕景を観賞してゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
けふも馬上の寛濶に、殿は伊達者の美い男、三国一の備後様、しんととろりと見とれる殿御。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
省作も今はうっとりしておとよさんに見とれるほかなかった。
— 伊藤左千夫 『隣の嫁』 青空文庫
手古奈は紅葉に見とれて居るが、若しそこに人が居つたら人は却つて水に映つた手古奈の顏に見とれるのであらう。
— 伊藤左千夫 『古代之少女』 青空文庫
ぽッと出のいなか与力じゃあるめえし、ちゃきちゃきの江戸のだんなが、いまさらおひざもとの絵図面に見とれるがところはねえじゃござんせんか。
— 足のある幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
夕焼けの美しさに思わず見とれて、時間が経つのを忘れた。
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彼の華麗なダンスに見とれて、拍手するのを忘れてしまった。
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美術館で、その絵の色彩の豊かさに見とれた。
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