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非我

ひが
名詞
1
標準
non-ego
文例 · 用例
此処で始めから分明している一つのことは、主観が「自我」を意味しており、客観が「非我」を意味していることである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
されば主観と客観との区別が、必ずしも対象の自我と非我とに有るのでなく、もっと深いところに意味をもってる、或る根本のものに存することが解るだろう。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
けだし自我の意識は「温感」であり、或る親しみのある、ぬくらみの感であるのに、非我の記憶は「冷感」であり、どこかよそよそしく、肌につかない感じがする。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
自我とは実に温熱の感であり、非我とはそれの伴わない、冷たくよそよそしい感である。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
)然るに観念界に存するものは、常に自我(主観)と考えられ、現象界に存するものは、常に非我(客観)と思惟されるから、此処に主観派と客観派の名目が生ずるのである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
故に「主観を高調する」とは、自己の理想や主義やを掲げて、観念を強く主張することであり、逆に「主観を捨てよ」とは、そうした理想や先入見やの、すべてのイデオロギイとドグマを捨て、非我無関心の態度を以て、この「あるがままの世界」「あるがままの現実」を視よということである。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
なぜなら真の絶対自我は、非我と対照される自我でなくして、かかる相対関係を超越したところの、絶対無意識のものでなければならないから。
萩原朔太郎 詩の原理 青空文庫
一つは作家の見る世界で、かりにこれを非我と名づけます。
夏目漱石 創作家の態度 青空文庫
作例 · 標準
瞑想を通じて「自己」を消し去り、万物と一体となる「非我」の境地に達した。
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仏教の教えでは、執着の対象である「我」を否定し、非我を悟ることを重視する。
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彼は哲学的な思索の末、精神活動の背後にある非我の存在を確信するに至った。
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