冬菜
ふゆな
名詞
標準
winter vegetables
文例 · 用例
特に女の眼を悦ばせそうな冬菜は、形のまま青く茹で上げ、小鳥は肉を磨り潰して、枇杷の花の形に練り慥えてあった。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
路の右手に杉林が見えて其の前が畑地になり、大根や冬菜のようなものを作ってあった。
— 田中貢太郎 『雁』 青空文庫
近所で訊いてみようと四辺を見まわすと、三十格好の女房が真っ赤な手をしながら井戸端で大束の冬菜を洗っていて、そのそばに七つ八つの男の児が立っていた。
— 三河万歳 『半七捕物帳』 青空文庫
山の湯へ行く、帰りみちに酒店に寄つたら、下物として冬菜を一皿御馳走してくれた、ほうれん草に似てゐてうまい、宿ではオコギのおひたしがうまかつた。
— 昭和十四年 『旅日記』 青空文庫
秋の大根、初夏の莢豌豆、盛夏の胡瓜、寒中の冬菜。
— 佐藤垢石 『利根川の鮎』 青空文庫
手先のきく清助は半蔵よりずっと器用に、冬菜、鶯菜、牛蒡、人参などの野菜を色どりよく取り合わせ、干し柿の類をも添え、台の上に載せて、その床の間を楽しくした。
— 第一部下 『夜明け前』 青空文庫
たとえば、毎年正月の八日には馬籠仲町にある檀家の姉様たちが仏参を兼ねての年玉に来る、その時寺では十人あまりへ胡桃餅を出す、早朝から風呂を焚く、あとで出す茶漬けの菜には煮豆に冬菜のひたしぐらいでよろしの類だ。
— 第二部下 『夜明け前』 青空文庫
目近く、窓の外の畠に立っている柿の紅葉は梅や桜と共にすっかり落ち尽し、樺色した榎の梢も大方まばらになるにつれ、前よりもまた一層|広々と、一面の日当りになった畠の上には、大根と冬菜とが、いかにも風土の恵みを喜ぶがように威勢好くその葉を舒している。
— 永井荷風 『冬日の窓』 青空文庫
作例 · 標準
鍋の季節になると、白菜や春菊といった冬菜が食卓に並ぶ。
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霜に当たった冬菜は、甘みが増して栄養価も高くなるそうだ。
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八百屋の店先には、採れたての瑞々しい冬菜が山積みにされていた。
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標準
tang cai
作例 · 標準
中華スープの隠し味に、刻んだ冬菜(タンツァイ)を加えると深みが出る。
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本格的な担々麺を作るために、中華街で冬菜(タンツァイ)を買ってきた。
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豚ひき肉と冬菜(タンツァイ)を炒めたものは、ご飯によく合う。
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