放免
ほうめん異読 ほうべん
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #36388 · 青空 606 例
標準
release (from custody)
文例 · 用例
奴あ死んでるぜ」 彼は監獄から出たての放免囚見たいに、青くなって云った。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
「いやいや皆まで申されるな」 「では」となりひらが、T「この連判状は貴殿に進呈致すその代り」 と言って、T「但馬屋源兵衛を早速放免して戴きたい」 「よろしゅう御座る」と左衛門、 「では」となりひら連判状を其処へ置く。
— 山中貞雄 『なりひら小僧』 青空文庫
いかんとなれば背後はすでにいったんわが眼に検察して、異状なしと認めてこれを放免したるものなればなり。
— 泉鏡花 『夜行巡査』 青空文庫
言うまでもなく非常に止められたが遂には、この場合無理もない、強て止めるのは却って気の毒と、三百円の慰労金で放免してくれた。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
実際自分は放免してくれると否とに関らず、自分には最早何を為る力も無くなって了ったのである。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
たとえば極貧を現わすために水道の止まった流しに猫の眠っている画面を出すとか、放免された囚人の歓喜を現わすのに春の雪解けの川面を出すとか、よしやそれほどの技巧は用いないまでも、とにかく文学的の言葉をいわゆるフォトジェニックなフィルミッシな表現に翻訳しなければならない。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
「思い切ったる死に狂い見よ」「青天に有明月の朝ぼらけ」と付けたモンタージュと、放免状を突きつけられた囚人の画像の次に「春の雪解け川」を出した付け合わせと、情は別でも、手法においてどれだけの差別があるか。
— 寺田寅彦 『映画芸術』 青空文庫
兎に角証拠不十分といふことで放免になる朝、写真機の前に立たされた勃凸は、シャッターを切られるはずみに、そつぽを向いて、滅茶苦茶に顔をしかめてしまつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
作例 · 標準
彼は無実が証明され、すぐに放免された。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
警察は事件への関与がないと判断し、容疑者を放免した。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
長い勾留の末、ようやく彼は放免の身となった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash