鉦
かね異読 しょう
名詞頻度ランク #2669 · 青空 565 例
標準
gong
文例 · 用例
そして左の手に小さな鉦をさげて右の手に持った木づちでそれをたたく。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
単調な声でゆるやかな拍子で「ナーンモーンデー」と唱えると鉦の音がこれを請けて「カーンコ、カンコ」と響くのである。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
遍路が、細い山路を引っきりなしに鉦をならして通る。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
〔たそがれ思量惑くして〕たそがれ思量惑くして、 銀屏流沙とも見ゆるころ、堂は別時の供養とて、 盤鉦木鼓しめやかなり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
しかしこれらの記録中でおもしろいと思わるるのは、ある書では笛の音がよく反響しないとあり、他書には鉦鼓鈴のごときものがよく響かないとある事である。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
笈埃随筆では「この地は神跡だから仏具を忌むので、それで鉦や鈴は響かぬ」という説に対し、そんなばかな事はないと抗弁し「それならば念仏や題目を唱えても反響しないはずだのに、反響するではないか」などという議論があり、結局|五行説か何かへ持って行って無理に故事つけているところがおもしろい。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
ともかくもこの事と、鸚鵡石で鉦や鈴や調子の高い笛の音の反響しないという記事とは相照応する点がある。
— 寺田寅彦 『化け物の進化』 青空文庫
だから小さい時から釣鐘の音やあの宗旨で使う念仏の鉦の音は聞き慣れていたんです。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
盆踊りでは、太鼓や鉦ののリズムに合わせて皆で踊る。
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お寺の法要で、僧侶が鉦を打ち鳴らしながら読経をしていた。
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この民謡には、鉦の独特な響きが欠かせないアクセントになっている。
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