秀句
しゅうく
名詞
標準
splendid haiku
文例 · 用例
次にその類想の秀句二、三を掲出しよう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
……その仔細を尋ぬれば、心がらとは言いながら、去る年、一|膳飯屋でぐでんになり、冥途の宵を照らしますじゃ、と碌でもない秀句を吐いて、井桁の中に横|木瓜、田舎の暗夜には通りものの提灯を借りたので、蠣殻道を照らしながら、安政の地震に出来た、古い処を、鼻唄で、地が崩れそうなひょろひょろ歩行き。
— 泉鏡花 『草迷宮』 青空文庫
喃、白萩小女郎、昔の人は秀句吐くな。
— 木下杢太郎 『南蛮寺門前』 青空文庫
一、 飛び入りの力者|怪しき角力かな 蕪村 俳句に入る事深く自ら俳句を作りて幾多の秀句を為す人、なほかつこの句を捨てて平凡取るに足らずと為し、毫も顧みず。
— 正岡子規 『俳諧大要』 青空文庫
でございますから、御家の集にも、若殿様の秀句や名歌が、今に沢山残って居りますが、中でも世上に評判が高かったのは、あの良秀が五趣生死の図を描いた竜蓋寺の仏事の節、二人の唐人の問答を御聞きになって、御詠みになった歌でございましょう。
— 芥川龍之介 『邪宗門』 青空文庫
スラスラと書いたその一句は……あかつきの 嘔吐は隣りか ほととぎす 狭斜の巷の情と景とを併わせ備えた名句として、其角の無数の秀句の中で嶄然頭角を現わしているこの「ほととぎす」の一句こそはこういう事情の下に出来上がったのである。
— 国枝史郎 『紅白縮緬組』 青空文庫
伊勢御(大和物語)備前(今鏡)などの、愛着深い歌と同列に、此歌を名高い女房の秀句の様に、思ひ違へするのは、尤の事で、兼ねて、わかるれど、あひも惜しまぬもゝしきを、見ざらむことの なにか悲しき(伊勢)が、其大きな導きになつてゐることゝ、推察してもいゝやうだ。
— 折口信夫 『鸚鵡小町』 青空文庫
吟ぜし秀句ならなくに。
— 三遊亭圓朝 『鹽原多助一代記』 青空文庫
作例 · 標準
先生が詠んだ一句は、まさに秀句と呼ぶにふさわしいものだった。
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彼は連句の中から特に優れた秀句を選び出し、鑑賞会で披露した。
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わずか五七五の中に深い意味を込めた秀句に、聴衆は感嘆した。
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