蠧毒
とどく
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
insect damage (to crops, clothing, etc.)
文例 · 用例
しかれば即ちかの狂的妄想が那邊を蠧毒するに至るや推察するに難からずで、事甚だ憂ふべきものがある。
— 狩野亨吉 『天津教古文書の批判』 青空文庫
併し此の如き宦官は、曉天の星と一般、誠に寥々として、明の太祖のいはゆる千百中不一二見もので、彼等の大多數は、もともと權勢利慾を目的に入内したのであるから、その國家を蠧毒すべきは、冒頭より豫期せなければならぬ。
— 桑原隲藏 『支那の宦官』 青空文庫
一種の英雄主義が平和に飽きた人心を蠧毒し初めた頃である。
— 永井荷風 『墓畔の梅』 青空文庫
日本でも昔時真言宗において立川流というものが起って、陰陽道と秘密の法とを合してこれに似たような説を唱えて、大いに社会を蠧毒したことがあったです。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
それからそれらの教えについてその後ラマ達が自分の思い思いに造り出した説、かえって仏教を蠧毒するところの教えを、仏教の名でもって沢山に世にあらわして居る。
— 河口慧海 『チベット旅行記』 青空文庫
」 浦島は、兩手が自分の足の爪先にとどくほどのていねいなお辭儀をした。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
妖艶な柳が地上にとどくまで枝垂れている。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
崖に面した窓の近くには手にとどく程の距離にかなひでという木があります。
— ――或る私信―― 『橡の花』 青空文庫
標準
harm