客商売
きゃくしょうばい
名詞
標準
service business (hotels, restaurants, etc.)
文例 · 用例
摺った揉んだの挙句が、小春さんはまた褄を取っているだがね、一度女房にした女が、客商売で出るもんだで、夜がふけてでも見なさいよ、いらいらして、逆気上って、痛痒い処を引掻いたくらいでは埒あかねえで、田にしも隠元豆も地だんだを蹈んで喰噛るだよ。
— 泉鏡花 『みさごの鮨』 青空文庫
」 と、さすが客商売の、透かさず機嫌を取って、扉隣へ導くと、紳士の開閉の乱暴さは、ドドンドシン、続けさまに扉が鳴った。
— 泉鏡花 『鷭狩』 青空文庫
何方にしても、対手は客商売の女である。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
彼女は客商売をしたに似合わず、性分としてたらたらお愛相のいえない方であった。
— 徳田秋声 『縮図』 青空文庫
お金は、それでもいくらか持っているようだし、現金払いなら、こちらは客商売、まあ、ごゆるりと遊んでいらっしゃい。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
米は例によってさんざん毒づいた結果、客商売に坊主は縁起が悪いと云って戸外へ突出し、下足番に言いつけて叔父の頭へ塩を撒かした。
— 田中貢太郎 『寄席の没落』 青空文庫
町の中産階級の息子たちは中学を出ていて家の跡取りとなり嫁には高女卒業程度の娘を欲しがるのですが、客商売の釣船屋の娘を貰うことは躊躇しました。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
だが、まあ、客商売というところは同じですね」 名物鯉の洗い、玉子焼、しじみ汁――。
— 岡本かの子 『高原の太陽』 青空文庫
作例 · 標準
飲食店は、まさに客商売の代表格だ。
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彼のご両親は、地域で評判の良い温泉旅館を営む客商売をしていた。
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「うちみたいな客商売は、やっぱり顔を覚えてもらうのが大事だよ」と、店主は語る。
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この街には、観光客を相手にした客商売のお店がたくさんある。
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