留守居
るすい
名詞
標準
house-sitting
文例 · 用例
彼がいかにその妻を熱愛していたかは、焼津の旅先から、留守居の妻に送った手紙によく現われている。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
それは中国辺の或大名屋敷の留守居役で、歌女代をぜひ自分の持ち物にしたいという註文であった。
— お化け師匠 『半七捕物帳』 青空文庫
小さい弟の子守りをしながら留守居をしていた祖母は、恥しがる京一をつれて行って、「五体もないし、何んちゃ知らんのじゃせに、えいように頼むぞ。
— 黒島傳治 『まかないの棒』 青空文庫
文公は留守居と言われたのですぐ起きていたいと思ったが、ころがっているのがつまり楽なので、十時ごろまで目だけさめて起き上がろうともしなかったが、腹がへったので、苦しいながら起き直って、飯を食ってまたごろりとして、夢うつつで正午近くなるとまた腹がへる。
— 国木田独歩 『窮死』 青空文庫
然し大庭真蔵は慣れたもので、長靴を穿いて厚い外套を着て平気で通勤していたが、最初の日曜日は空青々と晴れ、日が煌々と輝やいて、そよ吹く風もなく、小春日和が又|立返ったようなので、真蔵とお清は留守居番、老母と細君は礼ちゃんとお徳を連て下町に買物に出掛けた。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
茣蓙と笠と草鞋が留守居。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
秀吉の前に景綱も引見された時、吉隆が、会津の城御引渡しに相成るには幾日を以てせらるる御積りか、と問うたら、小十郎は、ただ留守居の居るばかりでござる、何時にても差支はござらぬ、と云ったというが、好い挨拶だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
会津城の留守居には蒲生左文|郷可、小倉豊前守、上坂兵庫助、関入道万鉄、いずれも頼みきったる者共だ。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
作例 · 標準
家族全員が旅行に行ってしまい、私一人で三日間の留守居をすることになった。
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退屈な留守居の時間を潰すために、借りてきた映画のDVDを何本も観た。
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犬の散歩と餌やりが、今日の私の重要な留守居の仕事だ。
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標準
caretaker (official post in the Edo period)
作例 · 標準
江戸時代、諸藩の江戸藩邸には留守居と呼ばれる役人が常駐していた。
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彼は藩の留守居役として、幕府の役人との交渉や情報収集に奔走した。
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留守居たちの間で交わされる密書が、歴史を動かすきっかけになることもあった。
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ウィキペディア
留守居(るすい)は、江戸幕府および諸藩に置かれた職名のひとつ。
出典: 留守居 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0