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引導

いんどう
名詞
1
標準
last words recited to the newly departed
文例 · 用例
」と兎は平然と手きびしい引導を渡して、それから、ふいと別の何か素晴らしい事でも思ひついたらしく急に眼を輝かせ、笑ひを噛み殺してゐるやうな顏つきで狸のはうに向き直り、「それぢやあね、こんど一ぺんだけ、ゆるしてあげる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
』と私は躍起になつた、此處には春枝夫人の如き殊勝なる女性もあるに、彼船長の醜態は何事ぞと思ふと、もう默つては居られぬ、元より無益の業ではあるが、せめての腹愈しには、吾鐵拳をもつて彼の頭に引導渡して呉れんと、驅出す袂を夫人は靜に留めた。
押川春浪 海島冐檢奇譚 海底軍艦 青空文庫
おなじ発心をしたにしても、これが鰌だと引導を渡す処だが、これじゃ、お念仏を唱えるばかりだ。
泉鏡花 古狢 青空文庫
」と兎は平然と手きびしい引導を渡して、それから、ふいと別の何か素晴らしい事でも思ひついたらしく急に眼を輝かせ、笑ひを噛み殺してゐるやうな顔つきで狸のはうに向き直り、「それぢやあね、こんど一ぺんだけ、ゆるしてあげる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
是信さんは、屁で引導をわたすという。
新美南吉 青空文庫
けれども、この恭屈頂礼をされた方は――また勿論されるわけもないが――胸を引掻いて、腸でも※るのに、引導を渡されでもしたようで、腹へ風が徹って、ぞッとした。
泉鏡花 燈明之巻 青空文庫
顔色の蒼ざめた墨の法衣の、がんばり入道、影の薄さも不気味な和尚、鯰でも化けたか、と思ふたが、――恁く/\の次第ぢや、御出家、……大方は亡霊が廻向を頼むであらうと思ふで、功徳の為め、丑満まで此処にござつて引導を頼むでがす。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
あゝ、引導を渡したな。
泉鏡太郎 神鑿 青空文庫
作例 · 標準
僧侶が故人に引導を渡す。
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彼は家族に見守られながら、静かに引導を渡された。
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葬儀で引導が読まれると、故人との別れを実感する。
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2
標準
converting people to Buddhism
作例 · 標準
彼は民衆に仏の教えを説き、引導を行った。
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昔の偉い僧は、各地を巡って引導に努めた。
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その寺は、多くの人々を仏道に引導してきた歴史を持つ。
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ウィキペディア

引導(いんどう)とは、仏語で、仏教の葬儀において、亡者を悟りの彼岸に導き済度するために、棺の前で導師が唱える教語(法語)、または教語を授ける行為を指す。

出典: 引導 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0