人波
ひとなみ
名詞
標準
surging crowd
文例 · 用例
洲崎の灯影長うして江水|漣※清く、電燈|煌として列車長きプラットフォームに入れば吐き出す人波。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
廣間には人波が打ち合つた。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『旗手クリストフ・リルケ抄』 青空文庫
」 取り落して人波に踏みつぶされないように、一心に、ひん握っている幹太郎の手鞄を群集の動揺の間隙に眼ざとく認めて山崎は訊ねた。
— 黒島傳治 『武装せる市街』 青空文庫
その場合に前述の甲型の人間が多いと、階段や非常口が一時に押し寄せる人波のために閉塞して、大量的殺人現象が発生するのである。
— 寺田寅彦 『蒸発皿』 青空文庫
人波の上に頭だけは優に出そうな大きな西山さんがこっちに向いて近づいてきた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
その間をジャンとピエールは人波にゆられながらにげようとしました。
— 有島武郎 『かたわ者』 青空文庫
我先に其端艇に乘移らんと、人波うつて※閙く樣は、黒雲の風に吹かれて卷返すやうである。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
その頭と、下から出かかった頭が二つ……妙に並んだ形が、早や横正面に舞台の松と、橋がかりの一二三の松が、人波をすかして、揺れるように近々と見えるので……ややその松の中へ、次の番組の茸が土を擡げたようで、余程おかしい。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
作例 · 標準
駅のホームは、通勤ラッシュで人波(ひとなみ)がすごい。
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コンサート会場では、熱狂したファンが人波(ひとなみ)となって押し寄せた。
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「うわ、人波(ひとなみ)に飲まれそう!」
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