疣
いぼ異読 イボ
名詞
標準
wart
文例 · 用例
それなのにものの一間もがたがたと床を踏んだかと思うと踵をかえして大胆に私を藪睨して、英国人らしく鼻に疣をつくって、 ――まあ、Y。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
呆気に取られて見る見る内に、下の方から縮みながら、ぶくぶくと太って行くのは生血をしたたかに吸込むせいで、濁った黒い滑らかな肌に茶褐色の縞をもった、疣胡瓜のような血を取る動物、こいつは蛭じゃよ。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
「学校の先生なんテ、私は大嫌いサ、ぐずぐずして眼ばかりパチつかしているところは蚊を捕え損なった疣蛙みたようだ」とは曾て自分を罵しった言葉。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
疣蛙が出ない中にと、自分は、「ちょっと出て来ます、御悠寛」とこそこそ出てしまった。
— 国木田独歩 『酒中日記』 青空文庫
白人にとっては黒人はおそらくゼブラや疣猪とたいしてちがったものには思われてないのではないかという気がしてならない。
— 寺田寅彦 『映画雑感(1)』 青空文庫
親指の股に仕事|疣のはいった巌丈な手が、不覚にも心持ち戦えるのを感じた。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
そこには白髪の三本ほど生えた大きな疣もあった。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
小さい時、きょうだいで寄ってたかって、おちちだといってしゃぶった疣だ。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
指にできた小さな疣を、皮膚科で液体窒素で焼いてもらった。
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子供が顔にできた疣を気にしていたので、お守り代わりに小さな石を渡した。
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「うわ、このカエルの肌、なんだか疣みたいで気持ち悪いね!」と子供が叫んだ。
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昔から、疣を取るための民間療法がたくさん伝わっている。
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