卜占
ぼくせん
名詞
標準
fortune-telling
文例 · 用例
そしてめくらのジャンのほうは卜占者になり、ちんばのピエールのほうは巡礼になりました。
— 有島武郎 『かたわ者』 青空文庫
ジャンは卜占者にふさわしいようなものものしい学者めいた服装をし、目明きには見えないものが見え、目明きには考えられないものが考えられるとふれて回って、聖マルティンのおるすをあずかる予言者だと自分からいいだしました。
— 有島武郎 『かたわ者』 青空文庫
梵授王が智馬を有する間は隣国皆服従し、智馬死すると聞いてたちまち叛き去ったとは信られがたいようだが、前達て『太陽』へ出した「戦争に使われた動物」てふ拙文中にも説いた通り、昔は何地の人も迷信重畳しおり、したがって戦術軍略の多分は敵味方の迷信の利用法で占められ、祥瑞の卜占のという事兵書筆を絶えず。
— 馬に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
星や、日、月、雲などについて種々の卜占法の口伝があるように、鳥類のある物たとえば烏などについては特殊の口碑があって、その啼き音に吉凶の意味ある物と考えられて居るが、鶏のみはこの種の口伝を持たぬとあって、あるアイヌ人が鶏の宵啼きや、牝鶏の時を作るを忌むを不審した由を記された。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
「お師匠さまが山科の家の門に立って、これは凶宅じゃ、住む人の命は保つまいと言われたが、その卜占はたしかにあたった」「お師匠さまはそのように申されたか」と、玉藻の瞳はまた動いたが、やがて感嘆の太息をついた。
— 岡本綺堂 『玉藻の前』 青空文庫
彼は当時の仏教がこの世の吉凶禍福に心を迷わし、卜占祭祀を事とし、迷信邪教に陥っていることに対して鋭い批判を向けた。
— 三木清 『親鸞』 青空文庫
産所の本體に就いては尚定説がなく、喜田博士はこれを散所と解して定住地なく諸所に散在する賤民であるとし、柳田國男氏はこれを「算所」と判斷して算木卜占術を業とする特殊民であるとした。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
然も文化の進展と共に、算木卜占術を傳習して算所となり、更に社寺豪族に隷屬する下賤の奴僕となつて散所と呼ばれたのであらう。
— 竹内勝太郎 『淡路人形座訪問』 青空文庫
作例 · 標準
卜占の結果が思わしくなかったため、彼は旅行の日程を延期することにした。
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古代の人々は、政治的な重大事から日々の暮らしまで、あらゆることを卜占に頼っていた。
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彼は迷信だと笑いながらも、朝のニュースの卜占コーナーを欠かさずチェックしている。
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