憶説
おくせつ
名詞
標準
hypothesis
文例 · 用例
二月前の去年十一月八日、疑問の憤死を遂げたために、流布憶説まちまちだった。
— 佐々木味津三 『老中の眼鏡』 青空文庫
しかして、幽霊のごとき妖怪は、すなわちこの四大以上の性を有して、人間の五官にては知り得べからざるものと想像するものもあれども、これかえって憶説、空想のはなはだしきものなり。
— 井上円了 『迷信と宗教』 青空文庫
そこでいろいろ憶説がうまれた、途方もない情事がこねあげられたり、彼らの奇怪な生活の秘密が拵えられたりして、それが真しやかに伝わった。
— 山本周五郎 『蛮人』 青空文庫
病理学総論の分野ではすべての種類の曖昧な憶説に扉が開かれていた。
— 伝記による医学史 『偉大な医師たち』 青空文庫
偏見、特権、憶説、虚偽、強請、濫用、暴行、不正、暗黒、などの巨大な城砦は、なおその憎悪の塔を聳やかして社会の上に立っている。
— LES MISERABLES 『レ・ミゼラブル』 青空文庫