慧敏
けいびん
形容動詞名詞
標準
clever
文例 · 用例
併し幸福といふものが、このやうに無私の境のものであり、かの慧敏なる商人の、称して阿呆といふでもあらう底のものとすれば、めしをくはねば生きてゆかれぬ現身の世は、不公平なものであるよといはねばならぬ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
「イヤース」と、ロンドンのシチー訛りを気取って返事をする慧敏な義光ちゃんのいつもの声が聞えます。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
健脚法を学ぶ者が次第に健脚になり、相撲の技を修める者が次第に立派な身体になるのも、勉学する者が次第に透明慧敏な頭脳になって行くのも、少しも怪しみ疑うところはない。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
余は彼の目の底に一種の慧敏な光が有るので看て取った。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
その智識の博いことと、その考の慧敏なことと、その論鉾の巧みなことと、その綜合的の方法、などの力に富んでいることは驚くべきものであって、今でも繰返して読むだけの価値はたしかにあるものである。
— 新渡戸稲造 『今世風の教育』 青空文庫
これは当然生るべき自覚ではあつたらうが、時を隔てた今日からそれを振り返つて見ると、如何にも慧敏な心の動きで、それ等の憂悶を心に抱いた先人に対し、尊敬を禁じ得ないものがある。
— 水野葉舟 『言文一致』 青空文庫
そしてこの苦悩の生じる心は、全く慧敏で、尊敬すべき飢ゑであつた。
— 水野葉舟 『言文一致』 青空文庫
本間久雄氏の「明治文学史」を読んで見ると、なるほど美妙斎は慧敏な青年であつた。
— 水野葉舟 『言文一致』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は慧敏な頭脳の持ち主で、どんな難問もすぐに解決する。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その外交官は、慧敏な判断力で危機を乗り越えた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
慧敏な洞察力を持つ彼は、常に一歩先を読んで行動している。
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