見舞金
みまいきん
名詞
標準
(monetary) present to a person in distress
文例 · 用例
空襲のあった二、三日後、ここの支配人から聴いた話によれば、空襲の夜が明けると間もなく、一人の従業員が支配人の所へ来て、大阪劇場の従業員の中で罹災した者があれば、これを渡してくれと言って差し出したのは、二百円の見舞金であったということである。
— ――戦災余話 『起ち上る大阪』 青空文庫
頼りにする鶴富組の主人は△△沖の方へ出張していたし、おまけに、次郎をひいたトラックの運転手は、よりによって夫の死後女手ひとつで子供を養っているという四十女で、そうと聴けば見舞金も受けとれなかった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
」 無理に笑って、見舞金を突きかえした。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
施薬をうけるものは、区役所、町村役場、警察の証明書をもって出頭すべし、施薬と見舞金十円はそれぞれ区役所、町村役場、警察の手を通じて手交するという煩雑な手続きを必要とした魂胆に就いては、しばらくおくとしても、あの仰々しい施薬広告はいったいなんとしたことか。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
いまその施薬の総額を見積ると、見舞金が七十人分七百円、薬が二千百円、原価にすれば印紙税共四百二十円、結局合計千二百円が実際に費った金額だ。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
次郎をひいたトラックの運転手はよりによって夫の死後女手ひとつで子供を養っている四十女で、そうときけば見舞金も受け取れず、「貴女が悪いのんとちがいま。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
それで種吉は病院を訪ねて、見舞金だと百円だけ蝶子に渡した。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
――それは左うと、不図ガマ口の蓋をあけて見ると、崖から転げ落ちた時には五十銭が一つだつたのに、その後に町から見舞金などが二度もとゞき、それが一文も減らずに五十銭玉の何十倍にもなつて溜つてゐた。
— 牧野信一 『その村を憶ひて』 青空文庫
作例 · 標準
会社から病気で休職している同僚に見舞金が支給された。
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震災で被災した方々に、市から見舞金が贈られた。
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祖父の怪我に対して、親戚一同から見舞金をいただいた。
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