危篤状態
きとくじょうたい
名詞
標準
critical condition
文例 · 用例
源氏は一廷臣として太政大臣に続いてまた女院のすでに危篤状態になっておいでになることは歎かわしいとしていた。
— 薄雲 『源氏物語』 青空文庫
危篤状態は過ぎたらしかつたが、まだ甥は絶えず頭を氷で冷やしづづけ、医者は毎日注射をつづけた。
— 原民喜 『星のわななき』 青空文庫
施療院で危篤状態だということであった。
— 矢田津世子 『※女抄録』 青空文庫
危篤状態で一ヵ月経ち、命だけをやっととりとめた。
— 宮本百合子 『刻々』 青空文庫
しかし、最初のうちは、精神的な落ちつきを得ることができず、一度は危篤状態に陥つて、周囲を騒がせた。
— 岸田國士 『述懐』 青空文庫
――それから一週間後、私が危篤状態から脱したとき、これを奇跡と認めぬ者はいなかった。
— 永井隆 『長崎の鐘』 青空文庫
はつきり申せば、先生は、既に危篤状態です。
— 人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう? 『カライ博士の臨終』 青空文庫
加来 その二つの道が次第に大きく分れて、同時に歩けなくなるところから、危篤状態がはじまるんだと思ふが、どうです?
— 人生の最も厳粛であるべき瞬間に、わたくしがもし笑ひの衝動をおさへることができぬとしたら、いつたいどんな罪に問はれるであらう? 『カライ博士の臨終』 青空文庫
作例 · 標準
病院から父が危篤状態だという連絡を受け、慌ててタクシーに飛び乗った。
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「搬送された時は危篤状態でしたが、今は何とか持ち直しています」と医師が告げた。
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懸命な蘇生措置が続けられたが、本人が危篤状態であることに変わりはなかった。
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彼は一週間以上も危篤状態が続いており、家族は交代で病室に付き添っている。
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