比する
ひする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to compare
文例 · 用例
古い民謡と、新民謡新流行歌とを対比する様に、現代人の言葉には非常に粉飾が多いが、昔の人の言葉には余分のものがない。
— 山中貞雄 『気まま者の日記』 青空文庫
「一兵卒」はこれに比すると、量は十分の一にも足らないが、現実は遙かに歪められず自由に掴まれている。
— 黒島傳治 『明治の戦争文学』 青空文庫
たとえば簡単な完全ガス体の系では容積を保定しておけば、エネルギーの増す時にそのエントロピーの増加は「温度」に反比する。
— 寺田寅彦 『時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ』 青空文庫
月天心貧しき町を通りけり といふ蕪村の句で、月が非常に大きな満月の如く印象されるのは、周囲が貧しい裏町であり、深夜の雨戸を閉めた家から、微かな灯が僅かにもれるばかりの、暗く侘しい裏通と対比するからである。
— 萩原朔太郎 『月の詩情』 青空文庫
遜志斎の詩を逃虚子の詩に比するに、風格おのずから異にして、精神|夐に殊なり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
私はルテルを以て自ら比するものでは無い。
— 森鴎外 『訳本ファウストについて』 青空文庫
眺望遠く及びて、高原の下青松の間、人家の櫛比するものあるをみる。
— 長塚節 『草津行』 青空文庫
面目|機発、人に比するに体を具えて微なり。
— 田中貢太郎 『牡丹燈記』 青空文庫
作例 · 標準
この山の美しさは、富士山にも比するほどだ。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
その偉業は、歴史上のどの英雄にも比することのできないものだった。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
現代の科学技術は、かつての魔法に比するほどの進歩を遂げた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash