不釣合い
ふつりあい
名詞形容動詞
標準
imbalance
文例 · 用例
もっとも非人小舎とは言うものの、その小径の左右に、何処かの火事の焼跡から拾って来たらしい大きな焼木杭が二本、洒落た門構えの恰好に立っているのが、その奥のガラクタ小舎とは不釣合いな奇抜なものに見える。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
それですのにこの不釣合いな用材は察するところ、以前こゝに大きな屋敷のあったものが他は取毀して、建物の一角だけ残され、新な母家にしたのではありますまいか。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
だが椅子へ不釣合いにこどもを抱えて腰かけているおかみさんはもとのおかみさんに違いないが人相はすっかり変っている。
— 岡本かの子 『豆腐買い』 青空文庫
だがあまりの不釣合いではないか。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
その沈黙のうちに、水夫らの不平の声と、白く輝く甲板の上にかれらの靴のきしむ音とが、いかにも不調和で不釣合いに響くのである。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
御新造のお常は、この時代の夫婦としては不釣合いと云ってもいいほどに年の若い、二十七、八の上品な婦人で、ことばに幾分の奥州訛りを残していながらも、身装も態度も江戸馴れしていた。
— ズウフラ怪談 『半七捕物帳』 青空文庫
あなたとは不釣合いです。
— 白猿伝・其他 『中国怪奇小説集』 青空文庫
見るからすがすがしいような新しい蚊帳は萌黄の波を打たせて、うす穢いこの部屋に不釣合いなのもかえって寂しかった。
— 岡本綺堂 『箕輪心中』 青空文庫
作例 · 標準
小柄な彼女が抱えるには、その巨大な花束はひどく不釣合いに見えた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
静かな田舎町に突如として建てられた高層ビルは、周囲の景色と不釣合いだ。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
彼のラフなジーンズ姿は、高級レストランの洗練された雰囲気とは不釣合いだった。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview