不似合い
ふにあい
形容動詞名詞
標準
unbecoming
文例 · 用例
それにしてはなんという不似合いな客であったろう。
— 梶井基次郎 『冬の蠅』 青空文庫
この先生に不似合いなことを時々言ってそうして自分でこんなふうな笑いかたをするのがこの人の癖の一つである。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
『お雄坊を世間の知らない人が見て、あたしの旦那様だと思ってもそう不似合いじゃない位、立派にしていてくれなくちゃ駄目よ。
— 渡辺温 『四月馬鹿』 青空文庫
魔法使いに、白線ついた制帽は不似合いと思ったのかも知れません。
— 太宰治 『おしゃれ童子』 青空文庫
何せ、あれの嫁は、あれには不似合いなほどの美人なんだから、必ず家へ帰る。
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
羽織も着物も同じ矢絣模様の銘仙で、うすあかい外国製の布切のショオルが、不似合いに大きくその上半身を覆っていた。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
座敷の正面に荒家に不似合いの立派な仏壇が見え、正座に蓮如上人を据え、源右衛門と妻のおさきが少し離れて遜って相対して居る。
— 岡本かの子 『取返し物語』 青空文庫
身なりはもちろん粗末であったが、その顔立ちといい姿といい、この毛皮売の老人の道連れにはなにぶん不似合いに見えたので、三人の眼は一度にかれの上にそそがれた。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫
作例 · 標準
高級なフレンチレストランに、泥だらけのスニーカーという彼らの服装は明らかに不似合いだった。
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屈強なプロレスラーが、ピンク色でフリルのついたエプロンをしている姿はどこか不似合いで面白い。
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彼女の可憐な外見には不似合いな、驚くほど太くて低い声で挨拶されて一瞬戸惑った。
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