打ち身
うちみ
名詞
標準
bruise
文例 · 用例
何分にも足の痛みどころであるから、それを悪くこじらせて打ち身のようになっても困るという心配から、そのころ浅草の馬道に有名な接骨の医者があるというので、赤坂から馬道まで駕籠に乗って毎日通うことにした。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
それが打ち身のようになって、暑さ寒さに祟られては困るというので、支配|頭の許可を得て、箱根の温泉で一ヵ月ばかり療養することになったのである。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
荷揚げの男が打ち身の膏薬を買った。
— 林芙美子 『風琴と魚の町』 青空文庫
Yの打ち身よい工合に大したことにならず。
— 一九二九年(昭和四年) 『日記』 青空文庫
お節は額と打ち身の所に濡れ手拭をのせて足をさすったり、手を撫でたりして居たが、手にさえ感じられる熱の高さにびっくりして医者を迎えに行ってもらうために、一番近い家まで裾をからげて走って行った。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
腰と首根と手足の附け根に、富山の打ち身の薬が小汚くはりつけてあった。
— 宮本百合子 『栄蔵の死』 青空文庫
けだし、若き日において二つが二つとも叶えられなかったその心の打ち身の名残りであろう。
— 正岡容 『わが寄席青春録』 青空文庫
ええ、ところで才蔵殿とやら、いつぞやの冬の恵那付近にて私打ち身にて困窮の際厚いご介抱を受けました筈、謹んでお礼申し上げます」「ああそうそうそんなことがあったね。
— 国枝史郎 『蔦葛木曽棧』 青空文庫
作例 · 標準
例句
ウィキペディア
打ち身(うちみ)とは、医学用語である挫傷(ざしょう)の俗称。打撃、捻転、運動などの外力により身体内部の軟部組織が損傷したもので、体表に創がないもの。打撲、打撲傷とも。一般的には痣(あざ)とも呼ばれることも多いが、痣は外傷によるものと先天的なものを区別しない。
出典: 打ち身 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0