羽区
うく
名詞
標準
pteryla
文例 · 用例
だいいち、めんどうくさくなくていい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
それが、口に出して言われないような、われながらみっともない形で女のひとに逃げられたものであるから、私は少し評判になり、とうとう、佐野次郎というくだらない名前までつけられた。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
それだのにこれに備うる事もせず、また強い地震の後には津浪の来る恐れがあるというくらいの見やすい道理もわきまえずに、うかうかしているというのはそもそも不用意千万なことである。
— 寺田寅彦 『津浪と人間』 青空文庫
大鳥居の柱は立っているが上の横桁が外れかかり、しかも落ちないで危うく止まっているのであった。
— 寺田寅彦 『震災日記より』 青空文庫
福慈の神に出会い一目それをわが娘と知るや無我夢中になってしまって、矢庭に掻き抱こうとした旅塵の掌で、危うく白妙の斎の衣を穢そうとして、娘に止められて気が付いたほどである。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
自分の家で世話をしている人間に若い男が一人いる、遊びに行かなくちゃ損だというくらいの気持ちだった。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
そしてきうくつな上着の肩を気にしながらそれでもわざと胸を張って大きく手を振って町を通って行きました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
もちろん何かの張合で誰かが溺れそうになったとき間違いなくそれを救えるというくらいのものは一人もありませんでした。
— 宮沢賢治 『イギリス海岸』 青空文庫
作例 · 標準
例句