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花時

はなどき
名詞
1
標準
flowering season
文例 · 用例
前は桜樹の隧道、花時思いやらる。
寺田寅彦 半日ある記 青空文庫
縁側で新聞が読めるか読めないかというくらいの明るさの時刻が開花時で、開き始めから開き終りまでの時間の長さは五分と十分の間にある。
寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 青空文庫
小松島園より下は少許の草生地を隔てゝ墨田堤を望む花時の眺めおもしろく、白髯の祠の森も少しく見ゆ。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
その上に、冬のモンスーンは火事をあおり、春の不連続線は山火事をたきつけ、夏の山水美はまさしく雷雨の醸成に適し、秋の野分は稲の花時刈り入れ時をねらって来るようである。
寺田寅彦 災難雑考 青空文庫
花時が終わって「もも」が実ってやがてその※が開裂した純白な綿の団塊を吐く、うすら寒い秋の暮れに祖母や母といっしょに手んでに味噌こしをさげて棉畑へ行って、その収穫の楽しさを楽しんだ。
寺田寅彦 糸車 青空文庫
花時風雨多し、春めいて花が咲きはじめる、曇が雨となり風となつた。
種田山頭火 其中日記 青空文庫
南岸には石楠花が簇生してゐて、今は花はすがれてゐるが、花時の美しさは思ひ遣られる。
幸田露伴 華嚴瀧 青空文庫
それは「咲く花時を違へず」といつた――季節は人間より当てになるといふ意味の警醒的観念からでもあらう。
岡本かの子 初夏に座す 青空文庫
作例 · 標準
山々が薄紅色に染まる春、それはまさに花時。多くの人々が山歩きを楽しむ。
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この地域は、一年を通して様々な花が咲くので、いつ来ても花時を楽しむことができる。
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花時を逃すまいと、急いで山へ向かったんだ。」
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