無宿者
むしゅくもの
名詞
標準
homeless person
文例 · 用例
しかし堅気の商人や寺の坊主ばかりでは、万事が不便であるので、かれらは浅草下谷をごろ付きあるいている無宿者の熊吉と源助とを味方に抱き込んだ。
— 津の国屋 『半七捕物帳』 青空文庫
自分が故郷を立ち退いて、今は一種の無宿者同様になっていることを知ったあかつきに、八橋はどんな態度を取るか。
— 岡本綺堂 『籠釣瓶』 青空文庫
もう長いこと労咳でわしがめんどうみていた無宿者の老人が、急にゆうべ変が来たというて呼び迎いに参ったのでな。
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
死因はたしかに病気じゃったし、ほかに不審とも思われた節はないが、身寄りもない無宿者に、だれがそんな手回しのいいことをしたものか、棺にして運び出したようでござりましたよ」「え?
— 卍のいれずみ 『右門捕物帖』 青空文庫
逃げた奴はみんな無宿者で、京都無宿の藤吉、二本松無宿の惣吉、丹後村無宿の兼吉、川下村無宿の松之助、本石町無宿の金蔵、矢場村無宿の勝五郎の六人で、そのなかで藤吉、兼吉、松之助は入墨者です。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
金蔵は本石町の鐘撞堂の近所の裏店に住んでいた屋根屋職人で、酒と女の道楽からとうとう無宿者になってしまって、江戸の隅々をころげ廻っているうちに、人殺しこそしませんが、大抵の悪い事は仕尽くして、今度挙げられたら先ず遠島ぐらいを申し渡されそうな兇状持ちになりました。
— 廻り燈籠 『半七捕物帳』 青空文庫
貴殿こそ、われわれを盗人か無宿者同様に心得てござる。
— 菊池寛 『乱世』 青空文庫
夜夜中人を叩き起しやがって」 ぴしゃりと窓を締めきって、「無宿者奴、碌でもねえ野郎だ」 この邪慳な声と仕方にびっくりして、乞食はそこに立ちすくんだまま考えた。
— モーリス・ルヴェル Maurice Level 『乞食』 青空文庫
作例 · 標準
夜の街には、寒さに震える無宿者の姿があった。
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無宿者の支援活動を行うNPOが、シェルターの運営を始めた。
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昔は無宿者が多く、社会問題となっていた時代があった。
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