真西
まにし
名詞
標準
due west
文例 · 用例
ところが午後六時にはこの低気圧はさらに深度を強めて北上し、ちょうど札幌の真西あたりの見当の日本海のまん中に来てその威力をたくましくしていた。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
二十二日午前六時には低気圧中心はもうオホツク海に進出して邦領カラフトの東に位し、そのために東北地方から北海道南部はいずれもほとんど真西の風となっている。
— 寺田寅彦 『函館の大火について』 青空文庫
東 うそから出た真西 氏より育ち 仮を弄して真を成す、世おのづから其の事多く、橘を植ゑて枳に変ずる、土之をして然らしむるなり。
— 幸田露伴 『東西伊呂波短歌評釈』 青空文庫
「午後五時五十三分、天王寺西門の鳥居の真西に太陽が沈まんとする瞬間」と新聞はあとで書きましたが、十分過ぎでした。
— 織田作之助 『アド・バルーン』 青空文庫
元親の怒に触れて死を賜わった者は、他に比江山親興、永吉飛騨守、宗安寺真西堂、吉良彦太夫、城内大守坊、日和田与三衛門、小島甚四郎、勝賀野次郎兵衛実信の八人であった。
— 田中貢太郎 『八人みさきの話』 青空文庫
こっちの方は大したことはあるまい」と安心している中に、焼け延びるだけ延びた火の手は俄然として真西に変って来た。
— 浅草の大火のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
こんな工合で、風が真西に変って不意打ちを食ったのと、大河に遮断されて逃げ道のないのとで、荷物を出した人などはない。
— 浅草の大火のはなし 『幕末維新懐古談』 青空文庫
「爆撃機ハ九機ノ編隊七箇ヨリナル」「爆撃編隊ハ高度約二千メートル、針路ハ真西ナリ」「針路ヲ西南西ニ変ジタリ」「只今上空ヲ通過中ナリ」 こうしてS国の空襲隊の様子は、手にとるようにわかって来た。
— 海野十三 『空襲警報』 青空文庫
作例 · 標準
地図アプリによると、目的地はここから真西に5kmのところにある。
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コンパスで方角を確認すると、太陽は真西に沈もうとしていた。
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この道を進むと、真西に向かって大きな川に突き当たるだろう。
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