円材
えんざい
名詞
標準
spar (pole used as a mast, yard, boom, etc.)
文例 · 用例
夜は暗く、円材にあたる風のひゅうひゅうという陰気な音を除いては、まったく静寂であった。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
まさにその通りで、その辺には、一双の快走ボートや幾つもの笊や円材の破片や、そんなものが波の間に間に浮き沈みしていて、生物の影は一つもなかった。
— コナンドイル 『グロリア・スコット号』 青空文庫
まっぷたつに割れた小舟、大量の木枠や円材の破片、そんなものが波に浮き沈みしていて、船の沈没現場なのだとわかったが、生命の影がひとつもなく、望みなしと引き返そうとした。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
円材甲板に六百十四噸の石炭を積む能力があって、そのために安定を失ったのではないか、との話しもあったが、調べてみると、当時ダアバン港で二百五十噸の石炭しか取っていないことが判り、これも根拠のない事になった。
— 牧逸馬 『沈黙の水平線』 青空文庫
そしてその一組の船室は左舷の側にある円材(註四一)の出ている廊下で厨室と前甲板下水夫部屋とに続いているだけだった。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
ところが、円材の出ている廊下にレッドルースが彼等を待ち構えているのを見ると、彼等は直ちに方向を転じて、一人の頭が再び甲板にひょいと出た。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
私の舟は依然としてヒスパニオーラ号の船跡の数ヤードのところをぐるぐる※っていたが、そのヒスパニオーラ号までも針路がよろよろしているようであったし、その円材が夜の闇の中で少し揺れ動いているのが見えた。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
」 そう言って、私は出来るだけ大きな音を立てて船室昇降階段を駆け降りると、靴を脱いで、円材の出ている廊下をそっと走って行き、|前甲板下水夫部屋の梯子を上って、船首の昇降口から頭をひょいと出した。
— 宝島 『宝島』 青空文庫
作例 · 標準
帆船の修理のため、港に新しい円材が運び込まれた。
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この太い円材は、船のマストとして使用される予定だ。
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強風により円材が折れてしまい、船は航行不能に陥った。
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