屋号
やごう
名詞頻度ランク #44362 · 青空 191 例
標準
name of store
文例 · 用例
出生の地を、その家の屋号にするというのは、之は、なかなかの野心の証拠なのであります。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
郷土の名を、わが空拳にて日本全国にひろめ、その郷土の名誉を一身に荷わんとする意気込みが無ければ、とても自身の生れた所の名を、家の屋号になど、出来るものではありません。
— 太宰治 『砂子屋』 青空文庫
(明治四十年十一月十九日『東京朝日新聞』) 四十一 一種の迷信 英国デボンシャイアのある町に百二十年来営業を続けている牛肉屋があるが、開店の昔から今日まで店に屋号というものがない。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
名を付けると先代以来の幸運に障るというような迷信から子も孫も屋号を付けなかったためだそうな。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
夜目には黄と黒の横縞に感じられる四階建ての店で素手に指環だけ一つ残したような小さい入口の上に foyot の屋号と二筋三筋のイルミナシヨンの細描きがあっさり浮き出ている。
— 岡本かの子 『食魔に贈る』 青空文庫
手切話しに、家を分けて、間夫をたてひく三度の勤めに、消え際がまた栄えた、おなじ屋号の御神燈を掛けたのが、すなわちこの露地で、稲葉屋の前がそれである。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
ここにあわれを留めたのは屋号にされた遊女達。
— 泉鏡花 『陽炎座』 青空文庫
紅色の屋号の電燈が怪しき流星のごとき光を放つ。
— 泉鏡花 『革鞄の怪』 青空文庫
作例 · 標準
この辺りの古い家には、名字とは別に「松屋」といった屋号が残っている。
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創業以来、この屋号を三代にわたって守り続けてきた。
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商店街の各店舗が、個性豊かな屋号を掲げている。
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標準
stage name (e.g. of actor)
作例 · 標準
「成田屋!」という掛け声が、歌舞伎座の客席から響き渡った。
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役者の屋号を覚えると、歌舞伎鑑賞がより一層楽しくなる。
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襲名披露の口上で、新しい屋号が披露された。
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ウィキペディア
屋号、家号(やごう)とは、一門・一家の特徴を基に一家に名乗る称号のことである。苗字を公称する許可を持たない庶民らは、付近の同じ苗字の他家族と判別出来るように名乗っていた呼称。そのため、混同が起きない離れた地域には、他家族と屋号が被っていたケースがある。「屋号」という言葉には、家紋のように屋号を記号化・紋章化した屋号紋の意味で用いるケースもある。また、明治時代に全国民に対する苗字公称許可後において、「屋号(または雅号)」とは個人事業者が使用する仕事上の名前や店名、事務所名などの商号のことも指す。
出典: 屋号 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0