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円熟

えんじゅく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #38183 · 青空 131
1
標準
ripeness
文例 · 用例
文楽は学生時代にいちど見たきりで、ほとんど十年振りだったものですから、れいの栄三、文五郎たちが、その十年間に於いて、さらに驚嘆すべき程の円熟を芸の上に加えたであろうと大いに期待して出かけたわけですが、拝見するに少しも違っていない。
太宰治 炎天汗談 青空文庫
また渋味は、自然界にあっては不熟の味である場合が多いが、精神界にあってはしばしば円熟した趣味である。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
釈迦はその晩年、その思想いよいよ円熟するに従て全く菜食主義者ではなかったようである。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
たとえばだね」 と、小田は新しい煙草に火をつけて、「――林檎は実が円熟して地に落ちる時が一番うまいんだ。
織田作之助 それでも私は行く 青空文庫
第三巻 この巻には、井伏さんの所謂円熟の、悠々たる筆致の作品三つを集めてみた。
太宰治 『井伏鱒二選集』後記 青空文庫
陽は午後の円熟した光を一雫のおしみもなく、その旺溢した黄金色の全幅にそそぎかけている。
岡本かの子 高原の太陽 青空文庫
そして少し気の狂った病的な円熟が中年の美女のいろ艶を一層凄艶にして居た。
岡本かの子 豆腐買い 青空文庫
私は武田さんの小説家としての円熟を感じた。
織田作之助 四月馬鹿 青空文庫
作例 · 標準
彼の演奏は若かりし頃の勢いに加え、円熟した深みを増している。
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旬を迎えた果物は、まさに円熟の極みで、甘みが口いっぱいに広がる。
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長年の経験を経て、彼のリーダーシップは円熟の域に達した。
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