頭韻
とういん
名詞名詞-の形容詞
標準
alliteration
文例 · 用例
外国、特に西洋の韻文は、一語一語に平仄し、シラブルの数を合せ、行毎に頭韻や脚韻やを踏むべく、全く形式的に規定されたものであるのに、日本の長歌や短歌やは、単なる七五音の反復をするのみで、殆ど自然のままの詠歎であり、何等形式と言うべきほどの形式でない。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
「お兄さん、お誕生日おめでとう」 令子は「お」を頭韻のように使いながら、無愛想な茶色の紙袋から、赤いリボンをかけた、あざやかな群青色の紙包みをとりだし、高志にさしだした。
— 第2章 メリーゴーラウンド、1967年 『45回転の夏』 青空文庫
そんな幸ひが私の家へも来ないかしらといふので、こんな愉快な想像も類が少いが、サラサやサボテンと幸ひを並べたのも等しくサの頭韻を頂くものではあるが突飛で面白い。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
つまり、一つの長い音節が、量において二つの短い音節に等しいというのが原則で、それに、頭韻・尾韻・強音などを按配した抑揚格を作って、詩形に音楽的旋律を生んでいくのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
「巴里に多い物は尽し」を並べて種種の頭韻を冠つた句などが出来る。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
又|定つた綴音も脚韻も顧慮しない代りに頻に頭韻法を繰返す。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
七、特異の形式『エッダ』の形式は獨特なもので、ごく短かい句毎の頭に重ねて行く、所謂頭韻をもつてゐます。
— 宮原晃一郎 『スカンヂナヴィア文學概觀』 青空文庫
これを頭韻といつて、日本の歌では、豫め計畫してかういふことをするのは尠いが、偶然こんな形の出來ることがあります。
— 折口信夫 『歌の話』 青空文庫
作例 · 標準
その詩は「風、吹く、冬、深い」という頭韻が効果的に使われている。
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子ども向けの絵本には、言葉の楽しさを伝えるために頭韻がよく用いられる。
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彼のスピーチは、聴衆の心に残るよう頭韻を意識して作られていた。
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