逗留
とうりゅう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
stay
文例 · 用例
お類がT「兄さんから金が来る迄当分此処で逗留ね」 浪之助風呂へ行くべく立ち上って、T「その間に伊吉の奴を片付け無くちゃ」 と言い乍ら廊下へ出る。
— 山中貞雄 『右門捕物帖 三十番手柄 帯解け仏法』 青空文庫
もとより一室を借受けて、逗留をしておったが、かほどの悩は大事じゃ、血も大分に出さねばならぬ、殊に子供、手を下すには体に精分をつけてからと、まず一日に三ツずつ鶏卵を飲まして、気休めに膏薬を貼っておく。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
その時分はまだ一個の荘、家も小二十軒あったのが、娘が来て一日二日、ついほだされて逗留した五日目から大雨が降出した。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
譬えて言えば、無理算段をして温泉逗留に出たものが、旅先で旅費を使い果せば、やがてほうほうの態でまた元の住みにくい我が家へ戻って来るというのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
七日十日|逗留して故郷へ手紙を出した処で、仔細あって送金の見込はないので、進退|谷まったのを、宜しゅうがすというような気前の好い商人はここにはない。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
出後れた日にゃあ一日|逗留だ、」と言いながら、片手に燈を釣って片手で袖を引くようにして連込んだ。
— 泉鏡花 『黒百合』 青空文庫
――大島屋の大きいお上が、半月と、一月、ずッと御逗留の事も毎度ありましたが、その御逗留中というと、小一の、持病の坐睡がまた激しく起ります。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
そんなに逗留をしているうちには、きみなんか、その娘ッ子なり、おかみさんを、途中で見掛けた――いや、これは失礼した、見えなかったね。
— 泉鏡花 『怨霊借用』 青空文庫
作例 · 標準
出張でパリに一週間逗留した。
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彼女は旅行中、友人の家に逗留させてもらった。
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長期逗留の客には、割引サービスがある。
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