錆
さび
名詞頻度ランク #24789 · 青空 524 例
標準
rust
文例 · 用例
冬の日沖に荒れむとして浪は舷側に凍り泣き錆は鐵板に食ひつけども軍艦の列は動かんとせず蒼茫たる海洋の上彼等の叫び、渇き、熱意するものを強く持せり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
暗憺として碇泊し、心みな錆びて牡蠣に食はれたり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
外にも壊れかかった石祠がある、中には神体代りの小鉄板が、※びて腐蝕しながらも、奉納白根大日如来寛政七年乙卯六月と読まれた、白峰赤石両山脈の頂で、山の荒神たちと離れられない関係があるらしい、鉄の槍身が、赤|錆びになって仆れていた。
— 小島烏水 『白峰山脈縦断記』 青空文庫
錆のとれた後は、一人の水夫が、コールターと、セメントの混ぜ合せたのを塗って歩いた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
そのマシン油たるや、充分に運転しているジャックハムマーの、蝶バルブや、外部の鉄錆を溶け込ませているのであったから、それは全く、雪と墨と程のよい対照を為した。
— 葉山嘉樹 『坑夫の子』 青空文庫
永い間雨曝しになつて居るらしい鐵の構造物はすつかり赤錆がして、それが青いトタン屋根と美しい配合を示して居る。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
それから五六|軒置いて錆朽ちた洋館作りの写真館が在る。
— 岡本かの子 『みちのく』 青空文庫
さす手ひく手の妙、面白の振りの中に錆びた禅味がたゆとうとて珍重されたのは、鯉魚庵の有力な檀越となって始終、道味聴聞の結果でありました。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
作例 · 標準
雨ざらしにしていた自転車のチェーンに、ひどい錆が付いてしまった。
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古い鉄の橋は、潮風の影響で赤茶色の錆に覆われている。
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この工具は、使わないときはしっかり手入れをして、錆びないようにしなければならない。
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