邪説
じゃせつ
名詞
標準
heretical doctrine
文例 · 用例
)こうした文学論が如何に浅薄皮相であり、特に詩に関して邪説であるかは、ここで論ずべき限りでないが、とにかくにも子規一派は、この文学的イデオロギーによって蕪村を批判し、かつそれによって鑑賞したため、自然蕪村の本質が、彼らのいわゆる写生主義の規範的俳人と目されたのである。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
すなわちかくのごとき漠然たる議論を並べた結果、一部の読者には誤解を生じまた一部の学者からは独断の邪説でとして攻撃される虞が甚だ少なくないように思う。
— 寺田寅彦 『方則について』 青空文庫
今や諸君は、かかる邪説と蒙昧から解放され、一の判然たる認識に達しなければならないのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
自分は常にどんな時にも、自己弁護や排他のために考えるのでなく、真理の公明正大を愛するために、邪説や詭弁を憎悪するのだ。
— 萩原朔太郎 『詩の原理』 青空文庫
然樣いふ譯で長く顧みられず、且又儒學の兩大家である孟子荀子には斥けられ異端邪説とされてゐたのであるから、骨を折つて讀まうといふものも無く、僅に茅鹿門に明の時に評された位であつた。
— 幸田露伴 『墨子』 青空文庫
フィリップ氏またキリスト教法で竜を罪悪の標識、天魔の印相とする風今に変らざる由を述べていわく、中世|異端を竜に比し、シギスモンド帝はジョン・フッスの邪説敗れた祝いに、伏竜てふ位階を新設した。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
切に願ふ、朝廷此情実を諒とし給ひ、詔を下して朝野の直言を求め、奸佞を駆逐し、忠正を登庸し、邪説を破り、大体を明にし給はむことを。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
この誤解たるや、あるいはその末流の徒、真にいまだ先覚者の説を翫味せずしてこれを誤解|敷衍するあり、あるいはその反対の人あえて主唱者の意を※酌せずしてこれを誤解弁駁するあり、またあるいは小人姦夫がことさらにこれを誣いて邪説なりと伝うあり。
— 陸羯南 『近時政論考』 青空文庫
作例 · 標準
科学的な根拠に基づかないその主張は、学会では単なる邪説として片付けられた。
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王国の秩序を乱すような邪説を広めた者は、厳しく罰せられることになった。
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歴史学者は、長い間真実と信じられてきた説が実は邪説であったことを証明した。
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