打ち砕く
うちくだく異読 ぶちくだく
動詞-五段-カ行動詞-他動詞
標準
to smash
文例 · 用例
それに当時の工事であるから、岩を砕くにも大小の鉄鎚で一いち打ち砕くより他に方法がないので、それも岩礁砕破の工事の思うようにならない原因の一つでもあった。
— 田中貢太郎 『海神に祈る』 青空文庫
ぼくは永峯という偽映鏡を打ち砕くのが目的じゃなかったんで、雅子さんという偽映鏡を造り替えるのが目的だったから」「わたしには分かりませんわ」「ぼくのいちばんに愛していた人は、雅子さん、あなただったんです。
— 佐左木俊郎 『街頭の偽映鏡』 青空文庫
つづいて他の人形を打ち砕くと、皆その腹に銀をたくわえていた。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
大型やミニコンピューターのソフトエンジニアからアスキーへと転じたばかりだった間宮義文にとって、リサに盛り込まれたインターフェイスは、頭の中にでき上がっていたコンピューターのイメージを木っ端みじんに打ち砕く新鮮な衝撃だった。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
そこへ女中が現れ、アルマンの悦びを打ち砕く第一撃を与え、興奮しながら出て行った彼の後へマルグリットが登場する。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
もしも万一、その夫が真の万吉郎でない証拠を発見したときは、彼女は直ちに躍りかかって、その偽の万吉郎の脳天を一撃のもとに打ち砕く決心だった。
— 海野十三 『ヒルミ夫人の冷蔵鞄』 青空文庫
その力は今や彼の全身にみなぎり、何物をも打ち砕くために破裂しそうだ。
— 坂口安吾 『女剣士』 青空文庫
実際、このグロテスクなるものは、観賞眼の乏しい与八の目を以てしても、それが魔物であり、悪女の像であることは熟知していて、その意味から悪魔払いのために打ち砕くべきが当然であることを深く自認しながらも、作そのものの異様にして、同時に非凡なる或る力に打たれないわけにはゆかなかったのです。
— 胆吹の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
to simplify
作例 · 標準
例句