不通
ふつう
名詞頻度ランク #23375 · 青空 262 例
標準
suspension
文例 · 用例
私には、實の生みの母もあるのだが、いろいろの事情から、いまは音信不通になつてゐて、親孝行したくても、なかなか、それの許されない立場に在るのであるから、せめて、この家内の母にだけでも子としての務めを、ほんのわづかでも、無力の私にできる小さい範圍内でも、何かしたいと念じてゐるのだ。
— 太宰治 『當選の日』 青空文庫
第一、部分と全体とが仲違いをして音信不通の体である。
— 寺田寅彦 『二科展院展急行瞥見記』 青空文庫
仔細あって娘を当分は音信不通の約束でこちらへ貰いたいと、こう云うんです。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
「勿論、あなたの方にもいろいろの御都合もございましょうが、いくら音信不通のお約束でも、せめて御奉公の御屋敷様の御名前だけでも伺って置きたいと存じますのが、こりゃあ親の人情でございます。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
澄元契約に使者に行った細川の被官の薬師寺与一というのは、一文不通の者であったが、天性正直で、弟の与二とともに無双の勇者で、淀の城に住し、今までも度魔法に凝り募って、種下らない者どもだ、と見えたに疑ない。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
今度の暴風で畿内地方の電信が不通になったために、どれだけの不都合が全国に波及したかを考えてみればこの事は了解されるであろう。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
八年後、いまは姉にお金をねだることも出来ず、故郷との音信も不通となり、貧しい痩せた一人の作家でしかない私は、先日、やっと少しまとまった金が出来て、家内と、家内の母と、妹を連れて伊豆の方へ一泊旅行に出かけました。
— 太宰治 『老ハイデルベルヒ』 青空文庫
父の山気を露骨に受けついで、正作の兄は十六の歳に家を飛びだし音信不通、行方知れずになってしまった。
— 国木田独歩 『非凡なる凡人』 青空文庫
作例 · 標準
大雨による土砂崩れの影響で、この区間の鉄道は昨夜からずっと不通になったままだ。
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地震発生直後は電話回線が混み合い、家族と連絡を取ろうとしたが音信不通の状態が続いた。
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トンネル事故により主要な幹線道路が不通となり、周辺の迂回路は大渋滞を引き起こしている。
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