国威
こくい
名詞
標準
national prestige
文例 · 用例
是より建文の事に関せず、専ら国威を揚げしめんとして、再三|和を出す。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
3旭日ののぼるごとく、揚げよ国威、天皇の大陸軍、風あり、軍旗燦たり、大陸の血河すでに、征戦、赫々の誉高し、忠勇曾つて、曾つて範あり。
— 北原白秋 『夢殿』 青空文庫
その後、百済もわが国の保護を依頼して、入朝して来たので、わが国威は南朝鮮を掩ひ、任那に日本府を置いて国司を任じ、事あれば将軍を派遣されたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
神功皇后の新羅征伐は、わが国威を海外に知らしめたばかりでなく、以来彼我の交通が開けて、彼地の文物がわが国に輸入され、わが国の文物制度は一大飛躍を遂げたのである。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
戦勝国の戦後の経営はどんなつまらない政治家にもできます、国威宣揚にともなう事業の発展はどんなつまらない実業家にもできます、難いのは戦敗国の戦後の経営であります、国運衰退のときにおける事業の発展であります。
— 信仰と樹木とをもって国を救いし話 『デンマルク国の話』 青空文庫
彼は自己の野心を満足せんが為めに、即ち彼の衷にあって表現を求めている愛に、粗雑な、見当違いな満足を与えんが為めに、愛国とか、自由とか、国威の宣揚とかいう心にもない旗印をかかげ、彼の奇妙な牽引力と、物質的報酬とを以て、彼には無縁な民衆を煽動する。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
二葉亭にいわせると、日本人が浦塩あたりで盛んに商売するのは、当人自身は金儲けより外考えないでも、これが即ち日本の勢力を扶植する所以であるから、商売の種類は何であろうとも関わぬ、海外の金儲けは即ち国富の膨脹、国権の伸長、国威の宣揚である。
— 内田魯庵 『二葉亭四迷の一生』 青空文庫
かつこの猿芝居は畢竟するに条約改正のための外人に対する機嫌取であるのが誰にも看取されたので、かくの如きは国家を辱かしめ国威を傷つける自卑自屈であるという猛烈なる保守的反動を生じた。
— ――新文学の曙光―― 『四十年前』 青空文庫
作例 · 標準
オリンピックでの金メダル獲得は、まさに国威の発揚となった。
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彼は自国の国威を守るために、外交交渉に尽力した。
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この科学技術の進歩は、わが国の国威を世界に示すものだ。
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