疲労困憊
ひろうこんぱい
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
total exhaustion
文例 · 用例
今夜も松村はやはり疲労困憊の人であつた。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
十月十一月、寒風の吹き荒むとともに、懐胎したカウの大群集は成長した幼獣、処女獣と南方に向って去り、半成牡も去り、そうして、かの絶倫なる諸王、ブル中の英雄たちも、不眠と絶食と間断なき性交とに、疲労困憊の極は、へとへとによろよろになってようやくに後から後から蹤いて去るのだ。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
」 その通りで、私は疲労困憊の体だった。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
転地・湯治・海水浴等は、その土地の状態・温泉成分・海潮の刺激等が有効であるだけでなく、環境の変化ということが直ちに人の環境に対する自然な対応作用を開始させて、そしてその為に張る気が生じ、張る気が生じると同時に病気や疲労困憊を我が身心から去らせるのである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
働いている人々といえば無能な医者と官僚主義に頭も心も痲痺している役人と、疲労困憊して自身半病人である少数の人々ばかりであった。
— 宮本百合子 『フロレンス・ナイチンゲールの生涯』 青空文庫
晴れて暑い、行程六里、身心不調、疲労困憊、やうやくにして行橋の糀屋といふ木賃宿に泊つたが、こゝもよい宿だつた。
— 北九州行乞 『行乞記』 青空文庫
当太郎は草吉と別れた夜の疲労困憊した顔色よりも、むしろ血色がよかつた。
— 坂口安吾 『蒼茫夢』 青空文庫
それに二百数十キロの道程を自動車に揺られ通してきたのだから蒲原氏も疲労困憊しきつてゐて、そのせゐか骨董店の店頭へ立つてもひどく物憂い様子をするばかりで、愉しい物を探すやうな喜びの影は殆んどなく、しまひには骨董店をまはる根気も尽き果てた様子であつた。
— 坂口安吾 『逃げたい心』 青空文庫
作例 · 標準
三日間にわたる徹夜作業を終え、チーム全員が疲労困憊の体で帰路についた。
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猛暑の中での登山は予想以上に体力を奪い、山頂に着く頃には疲労困憊だった。
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育児と仕事の両立で、彼女は精神的にも肉体的にも疲労困憊している様子だ。
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