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消尽

しょうじん
名詞
1
標準
文例 · 用例
塵心 消尽して 些子も無し、受けず 人間の物色の侵すを。
幸田露伴 運命 青空文庫
寂心は飾り気の無い此の御房の打明話には、ハタと行詰らされて、優しい自分の性質から、将又智略を以て事に処することを卑しみ、覇気を消尽するのを以て可なりとしているような日頃の修行の心掛から、却ってタジタジとなって押返されたことだったろう。
幸田露伴 連環記 青空文庫
数日木曾山道の幽邃に厭し故此に来湖面滔漫を遠望して胸中の鬱穢一時消尽せり。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
男子の涸渇が一国の人口に本質的な影響を及ぼし始める時点は、本来の未婚者の一団が消尽し、男子に対する年々の需要が、年々青春期に達する男子の中通常比率の年結婚を成立せしめるに必要な数以上に出ずる超過よりも、大となる時であることが、わかったのであった。
AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 人口論 青空文庫
しかしある国の資本が、蓄積の継続的進行と可耕地の消尽とによって、停止する時には、それまで久しい間資本の利潤も労働の労賃も漸次減少してきており、ついに両者は資本の増加に対するより以上の刺戟も増加し行く人口のより以上の生活資料も与え得ないほど、低くなっているに違いないのである。
AN ESSAY ON THE PRINCIPLE OF POPULATION 人口論 青空文庫
一国民はその貨幣を消尽してしまうことは出来ない、けだし一定量がその国民を去った後にはその残りのものの価値は騰貴し、そしてその結果として貨物の価格は、それが再び有利に輸出され得るように変動するであろうからである。
PRINCIPLES OF POLITICAL ECONOMY AND TAXATION 経済学及び課税の諸原理 青空文庫
仲夏五月ニアラザレバ宿雪消尽セズト云フ。
木暮理太郎 マル及ムレについて 青空文庫
ウィキペディア

知的財産法において、知的財産権の消尽 、用尽(ようじん)、消耗とは、権利者が生産・販売等をした知的財産権に係るもの(特許製品・著作物等)について、知的財産権がその目的を達成したとして権利行使が制限されることをいう。すなわち、知的財産権の消尽を認めると、権利者が生産・販売した製品を、第三者が販売する行為には、知的財産権が及ばなくなるため、その第三者は、権利者の許諾なしにその製品を販売できる。こうした知的財産権の消尽を説明して支持する理論を消尽論または用尽論という。

出典: 消尽 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0