売色
ばいしょく
名詞
標準
prostitution
文例 · 用例
女は生れさえすりゃ誰でも処女だ、純潔だのに、一人で純潔がって廓の売色を、汚れた、頽れた、浅ましい、とその上に、余計な事を、あわれがって、慈善家がって、異う済まして、ツンと気取った。
— 泉鏡花 『薄紅梅』 青空文庫
彼は売色塲|裡に人と成り、此も好色修行に身を抛ち、彼も華奢豪逸を以て心事となし、此も銀むくの煙管を路傍の狗に与へて去るの傲遊を以て快事となす。
— 北村透谷 『「伽羅枕」及び「新葉末集」』 青空文庫
若し強て女性を男子らしくし、女性にあるまじき大勇猛を起さしめ、然も一点己れの本心を着けず、売色といふことのみの大技倆を以て、一種の女豪傑を写さんとするは、むかし元禄時代の河原|乞児がべらんめい言葉の景時に※し、後紐位にて忠義の為に割腹するなどの不自然と同一轍に陥る可し。
— 北村透谷 『「伽羅枕」及び「新葉末集」』 青空文庫
そも粋と呼ばるゝ者、いかなる性質より成れるか、そも売色女の境遇より、如何なる自然の心を読み得るか。
— 北村透谷 『「伽羅枕」及び「新葉末集」』 青空文庫
輪島からは海の上を、追立てられ、漕流されて、出稼ぎの売色に出る事。
— 泉鏡花 『河伯令嬢』 青空文庫
濁醪を引掛ける者が大福を頬張る者を笑ひ売色に現を抜かす者が女房にデレる鼻垂を嘲る、之れ皆|他の鼻の穴の広きを知て我が尻の穴の窄きを悟らざる烏滸の白者といふべし。
— 三文字屋金平 『為文学者経』 青空文庫
段々|肥立って来た、売色あがりの細君の傍で、お島は持って行った花を花瓶に挿したり、薄くなった頭髪に櫛を入れて、束ねてやったりして、半日も話相手になっていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
段々肥立って来た、売色あがりの細君の傍で、お島は持って行った花を花瓶に挿したり、薄くなった頭髪に櫛を入れて、束ねてやったりして、半日も話相手になっていた。
— 徳田秋声 『あらくれ』 青空文庫
作例 · 標準
街の裏側には、売色によって生計を立てる人々がいた。
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売色の問題は、どの時代にも存在する社会的な課題だ。
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その店は、売色を目的とした違法な営業をしていた。
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