雑費
ざっぴ
名詞
標準
miscellaneous expenses
文例 · 用例
然るに悉皆成就の暁、用人頭の爲右衞門普請諸入用諸雑費一切しめくゝり、手脱る事なく決算したるに尚大金の剰れるあり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
ごはんをたべるぶんには、いま手許にお金が無くても、それは米屋、酒屋と話合った上で、どうにかやりくりして、そんなに困ることもあるまいけれど、煙草、郵便代、諸雑費、それに、湯銭、これらに、はたと当惑するのだ。
— 太宰治 『春の盗賊』 青空文庫
一、銅像一千一百円、玉垣外庭石代九十二円、庭造り四十八円九十銭、維持費積立金一百円、除幕式費用約百五十円、外に印刷費、通信費、及諸雑費でありますが、この工事の始終におきまして、先生御在世中の御素行に鑑み、飲食費等の冗費としては半銭も支出致しておりません事をひそかに喜んでおります。
— 夢野久作 『梅津只圓翁伝』 青空文庫
しかるに悉皆成就の暁、用人頭の為右衛門普請諸入用諸雑費一切しめくくり、手脱ることなく決算したるになお大金の剰れるあり。
— 幸田露伴 『五重塔』 青空文庫
私は今迄笠原の給料で間代や細々した日常の雑費を払い、活動に支障がないように、やっとつじつまを合せてきていたので、彼女の首は可なりの打撃だった。
— 小林多喜二 『党生活者』 青空文庫
平土間一間二円九十銭、ほかに雑費一名につき八十銭。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
かくのごとくにして、食費のほか、さらに被服費、住居費、燃料費及びその他の雑費を算出し、それをもって一人前の生活必要費の最下限となし、これを根拠として貧乏線という一の線を描く。
— 河上肇 『貧乏物語』 青空文庫
日本娼婦の稼ぎ高は全く抱主と折半で、衣類を除いた外食物|其他一切の雑費は抱主の負担であり、此外内地と異つて纒頭の所得が多いと云ふ事だ。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
作例 · 標準
月々の家計簿には、食費や家賃の他に、雑費も記録している。
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出張の精算では、交通費や宿泊費に加えて、雑費も請求できる。
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このプロジェクトでは、予備費として雑費を計上しておく必要がある。
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