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渡す

わたす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞頻度ランク #7128 · 青空 8929
1
標準
to ferry across (e.g. a river)
文例 · 用例
空よく晴れて朝風やゝ肌寒く露の小萩のみだれを吹いて葉鶏頭の色鮮やかに穂先おおかた黄ばみたる田面を見渡す
寺田寅彦 東上記 青空文庫
早く行て船室へ場を取りませねばと立上がれば婢僕親戚|上り框に集いて荷物を車夫に渡す
寺田寅彦 東上記 青空文庫
その一端に火をつけて「火渡し」と云って次の人に渡すと、次の人は「しりつぎ」と答えて次へ廻す、それからだんだんに東京でいわゆる「尻取り」をするのであるが、言葉に窮して考えている間に火が消えるとその人は何かしら罰として道化た隠し芸を提供実演しなければならないのである。
寺田寅彦 追憶の冬夜 青空文庫
でもまた、見渡す限り、ただ薄みどり色の茫洋乎たる大空洞の片隅に、幽かな黒一點をとどめてゐるものが、たとひそれは嘘にしても月の影法師だと云はれて見ると、鯛の大群や火事だと思つて眺めるよりは、風流人の浦島にとつて、はるかに趣きがあり、郷愁をそそるに足るものがあつた。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」と緊張のあまり聲がしやがれて、足がもつれ、よろよろと千鳥足で階段を昇り、見渡すと、そこは萬疊敷とでも云つていいくらゐの廣い座敷になつてゐる。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
屋根はもちろん、柱一本も無く、見渡す限り廢墟と言つていいくらゐの荒涼たる大廣場である。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
」 見渡すかぎり平坦の、曠野と言つていいくらゐの鈍く光る大廣間で、御殿らしいものの影は、どこにも無い。
太宰治 お伽草紙 青空文庫
誰が来たって、どいつが来たって、坊を渡すこっちゃねえからな」 彼は、子供を確り抱きしめた。
葉山嘉樹 生爪を剥ぐ 青空文庫
作例 · 標準
船頭は、たくさんの荷物を積んだ客を向こう岸まで渡した
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この小さなボートで湖を渡すのは危険だ。
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彼は仲間を助けるために、凍える川を泳いで渡した
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2
標準
to lay across
作例 · 標準
大工は、二つの柱の間に太い梁を渡した
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庭に小さな池を造り、その上に木製の橋を渡す計画だ。
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彼は倒れた木を足場にして、深い谷を渡した
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3
標準
to hand over
作例 · 標準
彼は友人に、借りていた本を丁寧に渡した
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卒業式で、校長先生は生徒一人ひとりに卒業証書を渡した
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大切な書類だから、確実に本人に渡してください。
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