石室
せきしつ異読 いしむろ
名詞
標準
stone hut
文例 · 用例
銀明水に達したるは午後七時に垂んとす、浅間社前の大石室に泊す、客は余を併せて四組七人、乾魚一枚、麩の味噌汁一杯、天保銭大の沢庵二切、晩餐の総べては是の如きのみ、葉マキ虫の葉を綴りて寝ぬる如く、一同皆|蒲団に包まりて一睡す。
— ――明治三十六年八月七日御殿場口にて観察―― 『霧の不二、月の不二』 青空文庫
四合目となると、室も今までのように木造でなく、石を積み重ねた堡塁式の石室となる。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
二人は兎も角も此の石門を這い抜けて、更に暗い冷い石室に入った。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
石室の隅には広い深い岩穴があって、穴の遠い底には、風か水か知らず、ごうごうと微に鳴っていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
市郎は一度消えた蝋燭に再び燐寸の火を点けて、暗い石室の中を仔細に照して視たが、所々の岩の窪みに氷のような水を宿している他には、矢はり何物も眼に入らなかった。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
低い狭い石室の中は、墓場のように鎮り返っていた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
女神は、命のあまりの乱暴さにとうとういたたまれなくおなりになって、天の岩屋という石室の中へお隠れになりました。
— 鈴木三重吉 『古事記物語』 青空文庫
大きな石室があって、その入口に番兵らしい二三の者が戟を持って立っていた。
— 田中貢太郎 『申陽洞記』 青空文庫
作例 · 標準
吹雪を避けるため、登山家たちは尾根にある頑丈な石室に逃げ込んだ。
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「この石室は江戸時代に造られた避難所で、今も登山者の命を繋いでいる」とガイドが説明した。
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古い石室の内部はひんやりとしており、外の暑さが嘘のように感じられた。
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標準
tomb
作例 · 標準
古墳の石室の壁面には、当時の生活の様子を伝える鮮やかな壁画が残っていた。
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「発掘調査により、石室内部から豪華な副葬品が多数発見されました」とニュースが伝えた。
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暗い石室の中を懐中電灯で照らすと、巨大な石組みの迫力に圧倒される。
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