管弦楽
かんげんがく
名詞頻度ランク #14224 · 青空 0 例
標準
orchestral music
文例 · 用例
その日の曲目の内に管弦楽で蛙の鳴声を真似するのがあった、それはよほど滑稽味を帯びたものであった。
— 寺田寅彦 『蛙の鳴声』 青空文庫
三 管弦楽映画 ベルリンフィルハルモニーにおける「地獄のオルフォイス」と「カルメン」の演奏を写したものであったが、これを見ながら聴きながら考えたことは、自分がベルリンへ行って実地に臨むよりもこうした映画で鑑賞する方が十倍も百倍も面白いのではないかということであった。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
第一、実地ではこんなに演奏者を八方から色々の距離と角度で眺めることは不可能であるが、そればかりでなく映画のカメラは吾らの眼の案内をして複雑な管弦楽の編成の内容を要領よく解明してくれる。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
カルメンの中の独唱でも、管弦楽の進行の波頭が指揮者のふりかざした両腕から落ちかかるように独奏者のクローズアップに推移して同時にその歌を呼出すといったような呼吸の面白さは、実地では却って容易に味わわれないものである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(5)』 青空文庫
しかし、どうもこの管弦楽というものは、客観的分析的あるいは批評的に聴くべきものではなくて、ただこの音の醸し出す雰囲気の中に無意識に没入すべきもののような気がする。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
同じ衣装をつけた舞人が四人出て、同じような舞をまうのであるが、これもちょうど管弦楽と全く同じようにやはり一種の雰囲気を醸出する「運動の音楽」であるように思われた。
— 寺田寅彦 『雑記(1)』 青空文庫
楽器の音色がかなり違って聞こえても、管弦楽はやはり管弦楽として聞取られるし、長唄はやはり長唄として聞かれる。
— 寺田寅彦 『ラジオ雑感』 青空文庫
銀とクリスタルガラスとの閃光のアルペジオは確かにそういう管弦楽の一部員の役目をつとめるものであろう。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
作例 · 標準
コンサートホールで聴く管弦楽は、やはり格別な響きだ。
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彼女は幼い頃から管弦楽に親しみ、将来は指揮者になりたいと考えていた。
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映画のサウンドトラックは、壮大な管弦楽で彩られている。
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