骨細
ほねぼそ
名詞-の形容詞形容動詞名詞
標準
small-boned
文例 · 用例
背丈は尋常だが肩幅の狭い、骨細な体に何所か締りのぬけた着物の着かたをして、椅子にもかけかねる程|気兼ねをしながら、おんつぁんからの用事をいひ終ると、「ぢや帰るから」 といつて、止めるのも聴かずにどん/\帰つて行つてしまつた。
— 有島武郎 『骨』 青空文庫
顔立のいいというわけではなかったが、色白で骨細で、誰からも嫌われはしないといった型の、いかにも酒場の女給に、ふさわしい娘であった。
— 菊池寛 『貞操問答』 青空文庫
木部はその性格ばかりでなく、容貌――骨細な、顔の造作の整った、天才|風に蒼白いなめらかな皮膚の、よく見ると他の部分の繊麗な割合に下顎骨の発達した――までどこか葉子のそれに似ていたから、自意識の極度に強い葉子は、自分の姿を木部に見つけ出したように思って、一種の好奇心を挑発せられずにはいなかった。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
盃の時、骨細い婿の手が、ぶるぶる顫えていた。
— 徳田秋声 『足迹』 青空文庫
この伯母は私の父に似て骨細で、華奢な、美しい才女であった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
ちょうど、今夜彼女が開いて舞うた扇のように、骨細の美しさが彼女にはあった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
色の蒼い、瘠せた、骨細の若者ではあるが、病身ではない。
— 森鴎外 『護持院原の敵討』 青空文庫
吉右衛門を間において考へれば、幸右衛門は、言ふまでもなく、東間も、阪田も、骨細は骨細ながら、当りを取るに相違ない。
— ――中村魁車を誄す―― 『街衢の戦死者』 青空文庫
作例 · 標準
彼女は骨細で、華奢な印象を与える。
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骨細な体つきだが、意外と力持ちだ。
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骨細な指が、ピアノの鍵盤の上を軽やかに動く。
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