好物
こうぶつ
名詞頻度ランク #13900 · 青空 315 例
標準
favourite dish (favorite)
文例 · 用例
耳底に女の好物でものこるように、交響楽によって嗜色人の踊がはじまると、軍隊的な組織も粋な衣服にかくれて、部屋にいる人間の甘い唾液のなかを、安南の××がとおりぬけるのだ。
— 吉行エイスケ 『大阪万華鏡』 青空文庫
大好物で晩飯の菜になさる、お嬢様を一体何じゃと思わっしゃるの)。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
此頃のことでした、観行院様にお前は何を仕て居たいかと問われたとき、芋を喰って本を読んで居ればそれで沢山だと答えたそうですが、芋ぐらいが好物であったと見えます、ハハハハ。
— 幸田露伴 『少年時代』 青空文庫
不幸にして、田島は、カラスミが実に全く大好物、ウイスキイのさかなに、あれがあると、もう何も要らん。
— 太宰治 『グッド・バイ』 青空文庫
一寸書き添えたいのですが、私はどういうものか子供の時から、あの捉えどころのないような味と風体で人を焦らすような蒟蒻が大好物でした。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
一々私の相談を聞き取って確実な返事をしたのちに良人は和やかな気持ちになったらしい声で微笑しながら、「この先の八幡が君の大好物の蒟蒻玉の名産地だそうだよ。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
最う其の門を出はなれて、やがて野路へ掛る處で、横道から出て前へ來て通る車の上に、蒋生日頃大好物の、素敵と云ふのが乘つて居た。
— 泉鏡太郎 『麥搗』 青空文庫
泰助は思い当る事あれば、なおも聞かんと亭主に向い、「談してお聞かせなさい、実に怪談が好物だ。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
作例 · 標準
私の好物は、やはり母が作る家庭料理だ。
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彼は肉が好物で、毎日でも食べたいと思っている。
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ねぇ、今日の夕食、何がいい?君の好物を作ってあげるよ。
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