蚊帳
かや異読 かちょう・ぶんちょう
名詞多音語頻度ランク #30015 · 青空 2094 例
標準
mosquito net
文例 · 用例
蚊帳の中で生れました。
— 太宰治 『六月十九日』 青空文庫
借りた室の寝台にはこの真冬に白い紗の蚊帳がかかっていた。
— 寺田寅彦 『二つの正月』 青空文庫
しばらくの別れを握手に告ぐる妻が鬢の後れ毛に風ゆらぎて蚊帳の裾ゆら/\と秋も早や立つめり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
円かなる夢百里の外に飛んで眼覚むれば有明の絹燈|蚊帳の外に朧に、時計を見れば早や五時なり。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
手洗い口すゝぎなどするうち空ほの/″\と明けはなれたるが昨夜の雨の名残まだ晴れやらず、蚊帳をまくる風しめっぽきも心悪からず。
— 寺田寅彦 『東上記』 青空文庫
蚊帳の中には四つになる彼の長男が、腐った飯粒見たいに体中から汗を出して、時計の針のようにグルグル廻って、眠っていた。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
M署の高等係中村は、もう、蚊帳の外に腰を下して、扇子をバタバタ初めていた。
— 葉山嘉樹 『生爪を剥ぐ』 青空文庫
しかし蚊に責められるのはそれ以上に嫌いだから仕方なしに毎晩このいやな蚊帳へもぐり込んで我慢している、そしてもう少し暑苦しくない心持のよい蚊帳が出来ぬだろうかと思う。
— 寺田寅彦 『蚊帳の研究』 青空文庫
作例 · 標準
真夏の夜、蚊帳のおかげで安眠できた。
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子供の頃、蚊帳の中で寝るのが夏の楽しみだった。
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この蚊帳は目が細かくて、小さい虫も入ってこない。
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昔の家では、夕方になると蚊帳を吊るのが日課だった。
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ウィキペディア
蚊帳(かや、かちょう、ぶんちょう、蚊屋)は、蚊などの害虫から人などを守るための網。
出典: 蚊帳 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0