孝女
こうじょ
名詞
標準
filial daughter
文例 · 用例
前に擧げた孝女の醫を聘せんとして寂寥の路を夜行くが如きは即ち是である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
)なぞと云う奴は、親のために焼芋を調え、牡丹餅を買い……お茶番の孝女だ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
」「ええ、私はお茶番の孝女ですから。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
それに貴女は、島山さんに不快を感じさせながら、まだやっぱり、夫には貞女で、子には慈悲ある母親で、親には孝女で、社会の淑女で、世の亀鑑ともなるべき徳を備えた貴婦人顔をしようとするから、痩せもし、苦労もするんです。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
浮気をする、貞女、孝女、慈母、淑女、そんな者があるものか。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
―――――――――――――――― 城代も両奉行もいちを「変な小娘だ」と感じて、その感じには物でも憑いているのではないかという迷信さえ加わったので、孝女に対する同情は薄かったが、当時の行政司法の、元始的な機関が自然に活動して、いちの願意は期せずして貫徹した。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
いかに孝女でも悪所において斟酌があろうか、段々|身体を衰えさして、年紀はまだ二十二というのに全盛の色もやや褪せて、素顔では、と源平の輩に遠慮をするようになると、二度三度、月の内に枕が上らない日があるようになった。
— 泉鏡花 『葛飾砂子』 青空文庫
―――――――――――――――― 城代も兩奉行もいちを「變な小娘だ」と感じて、その感じには物でも憑いてゐるのではないかと云ふ迷信さへ加はつたので、孝女に對する同情は薄かつたが、當時の行政司法の、元始的な機關が自然に活動して、いちの願意は期せずして貫徹した。
— 森鴎外 『最後の一句』 青空文庫
作例 · 標準
病床の母親を十年以上も支え続けた彼女は、近所でも評判の孝女だ。
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「本当に孝女だね」と、祖母は孫娘が持ってきたお土産を嬉しそうに受け取った。
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彼女は孝女としての務めを果たすため、都会での仕事を辞めて実家に戻る決心をした。
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