古例
これい
名詞
標準
old precedent
文例 · 用例
良房の大臣の賜わった古例で、七日の白馬が二条の院へ引かれて来た。
— 乙女 『源氏物語』 青空文庫
家康がいくら切り取つたかは、その当時自分が立合はなかつたからよくは知らないが、名代の狸爺の事だから、いづれは古例の一寸八分より余分にたんと切取つて、その一部が今度七万何千円といふ事になつたのかも知れない。
— 大正七(一九一八)年 『茶話』 青空文庫
それでなくても自由でないことは何一つないのでおありになったが、古例どおりに院司などが、それぞれ任命されて、しかもどの場合の院付きの役人よりも有為な、勢いのある人々が選ばれたのであった。
— 藤のうら葉 『源氏物語』 青空文庫
こういう事は、古例を守り礼儀作法を知らねば出来ず、間違があると公家方から談判をされる。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
守武は独吟千句を試みんとして、その連歌に倣ふべきか、俳諧を為すべきかに惑ひしは、連歌の千句は古例ありてこれを作るに憚る所なけれども興味少し、俳諧の千句は極めて興味ある如く思はるれども、古例なきがために自ら創むるに憚る所ありしに因るなり。
— 正岡子規 『古池の句の弁』 青空文庫
神自身と見なし奉った宮廷の主の、常も用いられるはずの湯具を、古例に則る大嘗祭の時に限って、天の羽衣と申し上げる。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
……眼中に旧慣古例なく、格式門閥を問題にせず、時代に合った調法人と、便利の法規とを自由に使って、相当進んだ仕事をした。
— 国枝史郎 『血煙天明陣』 青空文庫
農村に発達した、村々特有の筋と演出とを持つた古例の出し物があつたのだ。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
作例 · 標準
その法律は、現代の法制度から見れば古例に過ぎないかもしれませんが、未だにその精神は活きています。
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裁判官は、過去の古例を参考にしながら、今回の事件における最善の判決を下そうと努めた。
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この地域に伝わる伝統的な祭りには、古例に倣った多くの儀式が残されている。
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