真味
しんみ
名詞
標準
true meaning
文例 · 用例
巧拙にかかわらず一人の個人の歌集がおもしろいように個人画家の一代の作品の展覧はいろいろの意味で真味が深い。
— 寺田寅彦 『昭和二年の二科会と美術院』 青空文庫
すると、娘ははじめて自分の知識が真味に私を悦ばせるらしいのに、張合いを感じたらしく、口を継いで語った。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
この物語の真実や、真味は、さういふことに一向かまはないで作者の意図に登り、そして読者に語られようとしてゐます。
— 岡本かの子 『秋の夜がたり』 青空文庫
といつて私がこれ以上くどく画家さんに指図をしなくてもそれはその道の技量敏感で、どうしてでも筋や真実真味のけはひを現はして下さるでせうから、私は私の物語に遠慮なくは入らして頂きませう。
— 岡本かの子 『秋の夜がたり』 青空文庫
しかし其の過程の後に巴里が人々を導く処は、人生の底の底まで徹底した現実世界、または真味な生活境ではなかろうか。
— 岡本かの子 『巴里祭』 青空文庫
而れども明澄はこれ有り、真味は乏し。
— 幸田露伴 『水』 青空文庫
母はまた、ふだん何の真味の親娘の愛情も持たない癖に、奪われそうになった子が手に戻ったとなると、ちやほやして上機嫌になるとは、何が何やらさっぱり判りません。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
恋の真味もそこにある。
— 伊藤左千夫 『去年』 青空文庫
作例 · 標準
茶道の真味は、形式だけでなく、おもてなしの心にある。
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何度も読み返すうちに、この古典の真味を理解できた気がする。
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人生の真味とは何か、彼は深く考え続けた。
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