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遊女屋

ゆうじょや
名詞
1
標準
brothel
文例 · 用例
――ちょっと伺いますが、吉原では何という遊女屋が有名ですか」 ついうかうかと考え込みながら見返り柳の辺りまで来た時に、斯う後から訊く者があった。
岡本かの子 とと屋禅譚 青空文庫
年の瀬や鷄の聲波の音 三十一日、小田原見物、遊女屋軒を並べて賑なり。
泉鏡太郎 熱海の春 青空文庫
江戸の主家に居る時、ほんの小僧の時、一度、若者になつてから二三度、無理やりに朋輩や先輩に誘はれて遊女屋へ足を入れたことはあつた。
岡本かの子 老主の一時期 青空文庫
険しい天に支え柱をするかのよう幾本かの塔がぬい/\とここ遊女屋の楼閣から突き出ています。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
こういう遊女屋の間に混って真面目な表造りの医院があったり、とてつもなく大きい赤提灯を軒先に垂らした煙草屋があったり、この郭中で唯一の引手茶屋があったり、しょっちゅう真魚板を叩く音の絶えない蒲鉾屋があったり、だいぶ馴れては来ましたものゝ、まだわたくしには珍らしい世界です。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
風俗の淫らなのにひきかへて遊女屋のひとつも残らず廃れたのは哀れふかい趣のひとつであるが、それも小さな平和な街の小さな世間体を恐るゝ――利発な心が卑怯にも人の目につき易い遊びから自然と身を退くに至つたのであらう。
北原白秋 水郷柳河 青空文庫
少禿天窓てらてらと、色づきの好い顔容、年配は五十五六、結城の襲衣に八反の平絎、棒縞の綿入半纏をぞろりと羽織って、白縮緬の襟巻をした、この旦那と呼ばれたのは、二上屋藤三郎という遊女屋の亭主で、廓内の名望家、当時見番の取締を勤めているのが、今|向の路地の奥からぶらぶらと出たのであった。
泉鏡花 註文帳 青空文庫
かれらが野外へお鷹馴らしに出る場合には、多くその付近の遊女屋に一泊するのを例としていた。
鷹のゆくえ 半七捕物帳 青空文庫
作例 · 標準
京都の祇園には、かつて花街に遊女屋があった。
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この古い町並みには、かつて遊女屋が並んでいたそうだ。
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「昔は、遊女屋の灯りが夜を彩っていた」と、語り部が話した。
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