蓋付き
ふたつき異読 フタつき
名詞-の形容詞多音語
標準
lidded
文例 · 用例
仕事場の一方に作りつけてある棚から、蓋付きの平桶を取りおろすと、おすえは乾いた布切で中をよくぬぐった。
— 山本周五郎 『さぶ』 青空文庫
いまは田舎でもみかけない古風な、蓋付きの箱膳で、中に食器がはいってい、蓋を返して箱の上にのせると、そのまま食膳になった。
— 山本周五郎 『季節のない街』 青空文庫
ひとつき経ち、ふたつき経って、そろそろ百日目がちかくなって来ても、私たちはだまって見ていなければいけません。
— 太宰治 『葉桜と魔笛』 青空文庫
王子には、この育ちの違った野性の薔薇が、ただもう珍らしく、ひとつき、ふたつき暮してみると、いよいよラプンツェルの突飛な思考や、残忍なほどの活溌な動作、何ものをも恐れぬ勇気、幼児のような無智な質問などに、たまらない魅力を感じ、溺れるほどに愛しました。
— 太宰治 『ろまん燈籠』 青空文庫
ふたつき前の、あの日、忘れもせぬ、朝は凍えるように寒かったが、ひる少しまえから陽がさして、ぽかぽか暖くなって先王は、お庭に、お出ましなさったが、その時だ、その時。
— 太宰治 『新ハムレット』 青空文庫
五月六日には将軍家は、広元入道さまの御邸宅にお移りになり、しばらくここを仮の御ところに定め、つづいて御台所さまも御入りあそばされ、けれども鎌倉近辺の人心はなかなかに静まらぬ様子で、五月、六月、ふたつきは何やら御ところの内外もざわめいて、御ところの人たちすべて落ちつかず、安からぬ気持でございました。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
ひとつきかかっても、ふたつきかかってもよい。
— 太宰治 『秋風記』 青空文庫
本部のこよひの宿はかの城と定まりたれば、君も人々に交りたまふたつきあらむ。
— 森鴎外 『文づかひ』 青空文庫
作例 · 標準
お弁当箱は、汁漏れを防ぐために密閉できる蓋付きのものが便利だ。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
蓋付きのマグカップを使えば、仕事中もコーヒーが冷めにくくて助かる。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
トイレには、衛生面を考慮してペダル式の蓋付きゴミ箱を設置した。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
標準
container with a lid
作例 · 標準
実家の棚から、金箔で彩られた美しい蓋付きの椀が出てきた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
蓋付きの収納ボックスに季節外れの衣類を入れ、押し入れの奥に片付けた。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview
茶道で使う水指は、季節に合わせて様々な蓋付きの器が選ばれる。
幻辭AI · gemini-3.1-pro-preview